講師プロフィール

松下　知子　(まつした　ともこ)

　1980年生まれ。助産師・看護師・保健師。

ロイヤルセラピスト協会指定スクールスマイル代表。

ベビーマッサージ・ファーストサイン講師、講師養成の仕事をとおして親子の絆作りのお手伝いをしています。

　著書は「助産師母さんが伝える子育てに大切なこと」。

　3児(H21長女、H24長男、H25次男を出産）の母として子育て真っ最中。

助産師の経験・子育て経験・3人の子どもを完全母乳で育てた経験を活かして育児・母乳相談にもお応えしています。

　以前は名古屋第一赤十字病院で助産師として赤ちゃんを取り上げたり、授乳がうまくできるようお手伝いしたりしていました。仕事をバリバリこなせるタイプではなかったので、女性病棟で高齢の女性の看護の仕事もすることになりました。若いママ世代の方とも、高齢の方とも患者さんとお話することも好きで、やりがいを感じていました。

　そんな私は、１人目の出産を機に退職して育児に専念することにしました。

　ところが初めて子どもを産んで、抱っこや授乳以外、子どもとのコミュニケーション方法を知らなかった私は、どうやって娘と遊んだらいいかわかりませんでした。

　また、夜泣きに悩み、自分の時間もなくストレスが溜まっていた頃にベビーマッサージと出会い、マッサージで笑顔になる我が子を見て私も笑顔になれました。夜泣きも改善し、育児の楽しさを再確認させてくれたのはベビーマッサージだったのです。

　その後、ファーストサインも育児に取り入れて、お話前の我が子とお手てでのコミュニケーションを取ることで、子どもの気持ちがよくわかるようになりました。そして育児が今まで以上に楽しく感じられるようになりました。

　一方で、母として育児は楽しくなり子どもはとても可愛いと思う反面、社会的立場からみると将来への不安がありました。退職したので子どもとの生活に社会から孤立したような感じがして、漠然とした不安でモヤモヤしていました。

　臨床での仕事にもやりがいを感じていました。でも私自身の出産を機に子どもとの時間を確保したいという思いがあったこと、子どもを産んでからの悩みに対する援助の重要性を感じていた私は・・・

　一念発起して、ベビーマッサージ・ファーストサインの講師の資格を取り、開業し、0からスタートしました。パソコンも苦手だった私は、HP作りやチラシ作りも苦労しました。

　でも、教室に参加してくださるママと赤ちゃんの笑顔が増えていくのを見たり、「楽しかったです！ありがとうございました！」という言葉やメールをいただいたり、リピーターの方が増えたりして、今はとてもやりがいを感じています。

　また、新しいことに挑戦する毎日はワクワクして楽しいです！自分がやりたいことができるようになって、余裕ができたのか、子どもにも優しくなれました。

　私は、子どもと過ごす時間を確保しながら働きたいと思っているので、自分で仕事の時間を調整できる講師の仕事は合っていると感じています。

　ベビーマッサージとファーストサインでコミュニケーションツールを増やすと・・・

赤ちゃんとママの笑顔が増えて、親子の時間がかけがえのないものになります。